トライアル期間のおもひで・動けるデブとは
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またコッペさんトライアルネタに戻るのです。と言ってもコッペさんのトライアル期間は、これといった特に大きな事件もありませんでした。ただ私がコッペさん可愛さに写真を撮りまくって、それを誰かに見せびらかしたいので長々とブログ記事にしているだけです。
ちょくちょく書いている事ですが、コッペさんの在籍していた保護猫シェルターには、在籍猫一匹ごと名簿がつけられており、そこに各猫のシェルターネーム(ようは仮名)保護現場、推定年齢、性別、病歴、身体的・性格的特徴が細かく記入されています。
どこの保護ボラ施設でも、保護された子に必ず仮の名前が付けられます。そのほうが覚えやすく印象にも残りますので(たぶん)。今の日本の愛護法では無計画な繁殖で飼育放棄や遺棄され収容・殺処分される愛玩動物の数を取り締まれないので、次から次へと保護ボラ施設に動物が収容されるので日々自転車操業です。だから付けられる仮名も非常にザックリしています。
多いパターンが保護された地域名や、その付近にあった店や建造物をもじった名前。コンビニやファストフード店のそばで保護されたら、「ファー」と「ミー」と「マー」だったり「マック」だったり「ケンタ」だったりする。
そして、その時たまたま放送中だったり、談話中に出てきたドラマやアニメのキャラや役者名だったり。
わりと規模の大きな保護団体だったら保護っ子の数も100匹単位なので、仮名を付けるのももうやっつけ作業気味になります。でもそれでいいのだ。ちゃんとした名前は里親さんが決まったら、里親さんに愛のこもった名前を付けて貰えばいいのだ。
コッペさんのシェルターネームは「見栄晴」でした(笑)。なんでやねん、なんで「欽どこ」もとっくの昔に終わってんのにずっとその役名のクソタレントの名前やねんと、かなり疑問でしたが、どうやら見栄晴になったその訳は、コッペさんが来る前に保護された、コッペさんと似た毛色の姉妹猫の仮名が「のぞみ・かなえ・たまえ」だったからその流れで付けた、のだと。
夫はべつに見栄晴でもええやんかと言ってたが、私はあんなクソタレと同じ名前は絶対に嫌なのでどうしても別の名前にしたかった。それで夫と新入り猫の名前会議を開き、小一時間アツい議論を交わした末、淡く美味しそうな毛色とふっくらむっちりした体型から、こいつはパンだ、パン系の名前がいいってのと我が家のモフモフたちの名前には「ぱ行」が多いってことから結果「コッペさん」という名前に決めたのでした。
名前の由来は以上。そして猫名簿に書かれていたコッペさんについての事柄で、とても気になったのが「動けるデブ」という記述。そう、コッペさんはシェルターの猫たちと比べて真ん丸な体型で、太り気味でした。そのまんまるずんぐりボディでありながら、遊ぶときはわりと活発に動き、高いところへも難なく飛び乗る。過去の友人宅で飼われていたデブ猫はおもちゃで遊ぶときもほぼ手しか動かしていなかったし高い所へも飛び乗らなかったが、コッペさんはおデブでありながらもちゃんと猫らしい動作をこなせていた。
しかし、我が家にはとても活発でヤンチャな先住猫、お琴さんがいるので、どうしてもお琴さんと比較してしまう。そのお琴さんの身体能力を10とすると、コッペさんは6くらいか…いやヘタこいたら5かも知れん。この場合お琴さんが激し過ぎるだけなのかも知れないが…。
そしてやっぱりおデブなので、動く時のドスドス感が目立つんだけどそれが凄く可愛いのだ(笑)
ケージから出る時に、私が背を向けている瞬間を狙ってこっそりと2階建てケージの窓から下りるんだけど、下りる時に「どしーーーん」って音が鳴るからバレバレなのだ(笑)。
お琴さんもメスのわりに大きめなので飛び降りる際にそれなりの音はするけど、もっと軽快な「タンッ!!」って音なのだ。しかしコッペさんは「どしーーーーん」。
いやぁ可愛い、可愛いよコッペさん。可愛いからケージから飛び降りたこと、気付かないフリをしてあげていました。
コッペさん、お迎えしたばかりの頃は「動けるデブ」のフレーズがぴったりなお身体をしておりましたが、正式譲渡契約を済ませ、うちの子になって5年。その間にトリコモナス原虫が見つかったり、保護当初から患っていた慢性口内炎が悪化したり、それによる腎不全発症といくつかの困難に立ち向かってきたので今はもう動けるデブではありません。かといってスマートになった訳でもない。うーん、ひとことで表すと「おじさん体型」って感じになった(笑)。
うん、今のコッペさんは「動けるおじさん」。とってもかわいいおじさんです。
はい、また次回。