籠城コッペさん
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はい、前回のつづきでございます。私がケージをしっかり施錠しなかったのが悪い。真夜中、彼は扉を開けてこの部屋に降り立ち、人の手を避けるようにねこタワーの奥へと潜り込んだ。
ねこタワーの奥でもう小一時間は経っているけど、もうぼちぼち出てこいよ。私が近寄って手を伸ばすと、とっても小さな「シャー」を発して抵抗する。シェルターの猫名簿によると繊細な性格らしいので、力尽くで取り押さえようとしたらますます信頼されなくなってしまうのではないか。ちなみに猫名簿では「動けるデブ」だと(もうええw)
とにかく心配なのは、先住猫のお琴さんがこの場に現れたらどうなるかってこと。新入り猫を初日からいきなり無防備でご対面させるなんて絶対にアウトだから。血ぃ見るから。
そんなのイヤだ。絶対に避けなければならない。ところでお琴さんは今、どうしているのか・・・・
お琴さんはどうやら、おろしたての毛布の感触が気持ち良すぎてそれどころではないらしい。
この毛布のおかげで命拾いした感。コッペさん、しばらくねこタワー下で籠城していたものの、私がお琴さんを見に行っている間に自分からケージに戻っていた。なんや、何がしたかったんや、あいつ。
でなわけでまた次回につづく。しつこくつづく。