トライアル期間のおもひで・少しずつ広がる行動範囲【動画もあるでよ】
ついに、ついに。トライアル3日目かな、2日目か・・・ってもうどっちでもええわ。トライアル開始からいきなりケージ脱走したくせに、すぐそばのねこタワー周辺に隠れてビクビクしていたビビリンコッペさんが、はじめてねこタワーから離れた。およそ2・5メートル進んだ。こいつは小さいようで大きな一歩だ。
ちなみに前日のコッペさんは↑↑、こんな感じでした。
やっと動いたー!!って喜んだものの、そこから動かない。いや、実はあんまり動いて移動してほしくない。それ以上動くと、先住猫のお琴さんが寝ている隣室に近くなって、コッペさんが部屋に出ているのがバレちゃうかも知れんから。
しかし、お琴さんと比べて肉厚な背中だ。シェルターの猫名簿に「動けるデブ」と記されていただけあるな。しかし、今は「動かないデブ」だ。だから何だ。
こちらに背を向けたまま微動だにしない背中を眺めてつい「丸々と肥えとるなぁ」とつぶやいたら、その声に反応して振り向いた。この子は人間の言葉が分かるのかどうかは知らんが、何やら言いたげな顔でこちらを見ていた。
で、なんとなくだけどカシャぶんで遊ぶアツいコッペさんの姿を動画でお楽しみください。なんかどんくさいというか。。。愛らしい(笑)。
トライアル期間のおもひで・カシャぶんで遊んでみた(動画あり)
ねこタワーのハウスに閉じこもって出てこないから、お琴さんお気に入りのカシャぶん(正式名称「カシャカシャぶんぶん」)で気を惹いてみた。
まだ警戒心が解けていないから、遊んでくれるかな~と心配だったけど思いのほか食い付いてくれた。うれしかったのだ。遊ぶときの動作はお琴さんと比べてややどんくさい(笑)。
さて、今回はここまで。そろそろ違う話題を書きたくなってきたけど・・・つづく。
トライアル期間のおもひで・いつの間にか出入り自由なコッペさん
前回のつづき。。。とりあえず一旦切り上げて別の話題を書きたいところですが、切りどころがわかんねぇからまだ続きを書いております。
トライアル初日にうっかりケージの扉を施錠し忘れて、新入りお迎えでは御法度な「初日からいきなり部屋に出しちゃう」をやっちゃったのですが、一夜明けて猛反省して2日目の夜。それがまたしても、ケージの扉が開いていた。
どゆこと???私は我が目を疑った。昨夜あんなに反省して、気を付けようと思ったのに。また施錠し忘れたのか???
いや違った。どうやらこのケージ、扉の留め具が緩くて簡単に外れるようだ。コッペさんにそれを気付かれてしまったらしい。
コッペさんは部屋に出て、昨日と同じくねこタワーの下にいた。出るには出たけど、まだこの部屋が怖いってことか。うむ、ケージから出てもこの付近で留まってくれるならいいか。また昨夜と同様に、すぐに自分からケージに戻るだろう。さてと、私はパソコン開いて作業しましょうかね。
私は安心して、コッペさんが佇んでいるねこタワーに背を向け、パソコンを開いた。それから10分ほど経過しただろうか。
何気にねこタワーの方を見ると、コッペさんが少し移動していた。といっても元の位置から30cmほど動いただけ。カーテンの裏側へ行って、窓の向こうの景色を眺めていらっしゃった。
この空間はまだまだ君にとって分からない事だらけ。そして私も君のことをまだよく知らない。これから一緒に暮らして、お互い少しずつ知っていこうね。と、恐々と周囲を見渡しているつぶらな瞳に心で語り掛けたのでございます。
そしてまたパソコン作業に取り掛かり、少し経ってから振り返ると猫タワーに上がっていた。なんだ、私が背を向けている間に動いているぞ。だるまさんが転んだでもやっているのか(笑)。で、舌が出ているよ。つい舌をしまい忘れちゃうほどドキドキワクワクなのか?楽しんでいるならそれでよし。
やっと明るいところで全身を見ることができた。たぶん、贔屓目なしで「かわいい」と言われる外見の猫さんだと思うの。実際にシェルター在籍時も私以外に複数の里親希望者がいたらしい。けど当時は人慣れがイマイチで滅多に触らせてくれなかったそうで、徐々に慣れてきた頃に私が里親希望した、っていう経緯です。
かわいいから写真撮りまくった。そしたらこちらの動向に気付いたのかねこタワーのハウス内に潜っちゃった。しょうがない。コッペさんにとって当時の私はよく知らないオバハンだもの。
ごめんよ、でも私は決して悪い奴じゃあないわよ。これからずっと君のそばで、君を守るよ。
しかし、またケージから出しちゃった。ぼちぼち先住のお琴さんと鉢合わせちゃうかも知れんがその時はどないしょうか、と悩みながらもコッペさんの可愛さにデレデレするのでした。
そしてまだまだ続くのであります。
籠城コッペさん
はい、前回のつづきでございます。私がケージをしっかり施錠しなかったのが悪い。真夜中、彼は扉を開けてこの部屋に降り立ち、人の手を避けるようにねこタワーの奥へと潜り込んだ。
ねこタワーの奥でもう小一時間は経っているけど、もうぼちぼち出てこいよ。私が近寄って手を伸ばすと、とっても小さな「シャー」を発して抵抗する。シェルターの猫名簿によると繊細な性格らしいので、力尽くで取り押さえようとしたらますます信頼されなくなってしまうのではないか。ちなみに猫名簿では「動けるデブ」だと(もうええw)
とにかく心配なのは、先住猫のお琴さんがこの場に現れたらどうなるかってこと。新入り猫を初日からいきなり無防備でご対面させるなんて絶対にアウトだから。血ぃ見るから。
そんなのイヤだ。絶対に避けなければならない。ところでお琴さんは今、どうしているのか・・・・
お琴さんはどうやら、おろしたての毛布の感触が気持ち良すぎてそれどころではないらしい。
この毛布のおかげで命拾いした感。コッペさん、しばらくねこタワー下で籠城していたものの、私がお琴さんを見に行っている間に自分からケージに戻っていた。なんや、何がしたかったんや、あいつ。
でなわけでまた次回につづく。しつこくつづく。
トライアル初夜の脱走
↑前回のつづきです。
コッペさんお迎え、トライアル開始の初夜。
リビングに設置した二階建てねこケージには、大きな布がかけられ外から中が見えないようにしてある。そこにコッペさんがいる。いきなり連れて来られた初めての場所。初めての匂い、音、何もかも怖いはず。きっと疲れているだろう。
ケージを覆う布をそっとめくって覗いてみたら、コッペさんは眠っていた。お皿のカリカリを完食していたので安心した。おやすみ、コッペさん。この夜はなるべく静かにして過ごそう。。。
と、ケージに背を向け、私はいつものように真夜中のネットサーフィンにいそしむ。ヘッドフォンから音楽が流れ、パソコン画面に集中していた。
すると、背後から何か「どしーーん」という、何かが飛び降りたような音と気配を感じた。なにごと???
私は後ろを振り返った。
コッペさんがケージから脱走していた。どうやらケージ扉の施錠が甘かったらしい。えらいこっちゃ。先住猫がいる家でのお迎えは、お互いが慣れるまで最低一週間は、新入り猫にケージ内で過ごしてもらうのが鉄則だ。これをやらんと先住猫とこの先仲良くなれない可能性が高くなるらしい。もし今この状態で先住のお琴さんと対面したら大喧嘩になるだろう。やばい。どうにかコッペさんにケージへ戻ってもらわねば。
すぐさまケージに戻ってほしいので、近付いて誘導しようと試みるけど、とにかくまだ私に対し心を許していないので、背中を向けてますます奥に引っ込んでしまった。
しかしよく肥えた丸い背中だ。シェルター猫名簿の「動けるデブ」も頷ける。
さて、この脱走劇は無事に解決するのだろうか、次回へつづく。まだまだつづく。
今のコッペさんは腎臓の数値が悪く、口内炎のため2度の抜歯を経てもう3本の犬歯しか残っていない。腎臓を患ってからあっという間に痩せてしまった。それでもまだ元気で食事も水もしっかり摂って、先住のお琴さんにもウザがられつつ距離をおいて上手く共存し、犬のポテさんとも一緒にリビングでくつろいで毎日おだやかに過ごしています。
コッペさんが来た日・うんこした【観覧注意】
前回の続きだんべ。
トライアル当日、見知らぬ場所へ連れて行かれ不安と恐怖に固まるコッペさん。間違いなくストレスフルで体力も消耗しているだろうから、ちょっとでも栄養とってもらいたくて、ちゅーるをお皿に出してケージに入れてみた。
顔を近づけたぞ。食べるか??食べてくれるか???? って、私が見ていたらイヤか。ならば仕方がない、食べている様子が見たい気持ちを抑えつつ、ずっと地べたじゃ冷えるのであったかい布を敷いて、そっと暗幕を閉じたのである。
カーテンに覆われた内側が気になってしゃーないまま、数分経った。ちょうどケージに背を向けてこたつに座っているんだけど、背後からなんともかぐわしきカホリが漂ってきた。こ、これは・・・・⁉
↓↓↓↓ここから観覧注意です、食事中の方はここから下に進むのはご遠慮くださいw
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コッペさん、うんこした。でっかいウンコだ。どうやら下痢はしていないようだ。安心。あったかい布の上にいるのも安心。ほんで、ちゅーるも全部たいらげていた。安心。
いそいそとウンコを片付ける私の手を、まるで不審者を見る目つきで睨むコッペさん。いいんだよ、私とは初対面だ。初対面のやつに自分のウンコいじられて不快じゃない奴なんかいないさ。いいさ、そのうちきっと私の事が好きになるぜ。ああ、好きにさせてやるさ、へっ。
てな具合にトライアル初日が過ぎていくのだ。しかし、真夜中にある事件が起こるのである。つづく。
コッペさんが来た日。
コッペさんのことを書こう。近所の保護猫シェルターからお迎えしたその当日の出来事から書こう。
先住猫のお琴のやんちゃがハンパねぇから、犬のポテさんが困り気味だから、お琴の友達にどうかと思って保護猫をお迎えしたんです。
お琴さんはメスなので、同じメス猫だとガチンコでバチバチになる場合がよくあると何処か風の噂で聞いたんです。だから二匹めは去勢済みのオスにしようってことで。
保護猫のお迎えは基本的に、保護ボラさんが自宅へお届けする形式です。優しそうな女性のボラさんが抱えたプラスチック製のキャリーに入って、キャリーバッグのサイズいっぱいにみっちりと入って、コッペさんは我が家にやって来ました。
猫が環境に慣れるまで、猫の性格や個性を知ってこの子は家族にふさわしいか分かるまで、トライアル飼育期間を設けます。それは保護団体によってさまざまで、順応性の高い仔猫はお届け即日から二週間程度、成猫の場合はだいたい一カ月間くらいが平均的かな。
うちには先住のお琴さんがいるのですが、先住猫がいる場合は、新たにお迎えした猫はすぐに室内に解放せず、事前に用意した猫ケージで数日過ごしてもらいます。
新入り猫用のケージには布を覆って外から中が見えないようにします。そうすることで先住、新入りともに刺激を与えずにお互いの気配や匂いに慣れてもらえます。
コッペさんが入ったケージを偵察しているお琴さん。はじめて嗅ぐ、よそ者のニホヒ。
コッペさんが来る前日に、猫ケージをトライアル仕様にするため中をお掃除。このケージ、お琴さんをお迎えした時に買ったやつです。あの頃のお琴は生後一か月ほどのチビ猫でした。あの時はこのケージがとても広く見えたっけなぁ。仔猫だったお琴がケージに入ってる写真を探したけど見当たらなかった。
トライアルの手続きを終えて、ボラさんは帰って行った。その後、ケージ内で不安そうに身をひそめるコッペさん。在籍していたシェルターの猫名簿によると、
「結構ビビり、気難しい、ブラッシングとちゅーるが好き、動けるデブ」
なのだそうだ。そうかビビりの動けるデブなのか・・・突然わけわからん、知らない場所へ連れて来られたんだ。さぞや不安であろうに。この日は布で隠されたこのケージの中で静かに過ごしてもらおう。
かわいいかわいい薄茶猫さんのお顔を見たくて見たくてたまらん気持ちを抑えつつ、これから始まる「猫2匹♡生活」にワクワクする私なのであった。
つづく。