失念ぱーく

フォルダに残された「これ何だったっけ」画像から曖昧になった記憶を辿るのと、腹に溜まった黒いのをチマチマ吐き出すブログ。

昔のガラケーで撮った象のぬいぐるみ


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向ケ丘遊園のダイソーで買ったと思うぬいぐるみ

 

ここで初心に帰って、PCの画像フォルダの奥に眠る画像を引っ張り出してみる。

 

これはたぶん、フォルダ名に記した2005年よりも前に撮った画像のはずだ。最後に使ったSHARP製のガラケーより前の機種かも知れん、残された中でも特に古い物の様だ。被写体の縫いぐるみは、向ケ丘遊園の駅近くにあったダイソー?Cando?とりあえずそのどちらかで買った縫いぐるみ。たしか、あまりにも雑に、陳列棚の隅っこに無造作に積み上げられていて、少し可哀想に見えた。考えるより先にこの手に取って見た。とてもシンプルな象さん。縫製はしっかりしていたが、左右のバランスが歪んでいたり、如何にも適当に作られた感が否めない。棚にあった数体の中で、特にバランスの崩れた物を選んで買ってしまった。

 

人間にはよくある感情だと思う。いちばん出来の悪い子を、貰い手のなさそうな子を敢えて選んでしまうという。しかしそれはよくいる皮肉屋が言うように「そんな私が好きなの」ではないんだよ。反射的にその子を選んでしまったのよ。もしこの行動に何らかの根拠や原因があるのなら、たぶん私の場合だと、子供の頃に助けてあげられなかった捨て犬・捨て猫たちへの罪悪感からのような気がする。

 

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今見たらまぁまぁ可愛いよ

 

ところでこの縫いぐるみ、今はもうない。もう10年ほど大切に、部屋に飾っていたんだけども、ある日のこと。何気に配置を変えようと手に持ってみたら、みっちり詰まっていたはずの中の綿が、スッカスカになっていた。一瞬自分の手の感覚を疑ったが、たしかに中身の大部分が消失していた。ショックで茫然としたままカスカスになった象さんを握りしめていると、そこから徐々に痒みを覚え、みるみるうちに赤く蕁麻疹が広がり始めた。ここで我に返り、これは捨てなければと。それが象さんとの別れだった。

 

あれは、湿度も高まる梅雨時の出来事だった。縫いぐるみの綿に何らかの虫が湧いて、そいつらが中綿を食べていたんだろう。大切にしていた、と言っても長いこと同じ場所に置きっぱなしだった。たとえ血の通わない縫いぐるみであっても、時々この手に取って、触れて、愛でてやらねばいけないんだな。皆さんも、長期間同じ場所に置きっぱなしの縫いぐるみがあるなら気を付けて。