失念ぱーく

だんだん猫ブログになりつつある

先々週だけどさがみはらフェスタ2018に行った


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相模原市に住んでおります。

ブログ的にはとうに賞味期限切れ、10月20~21日のお話になっちゃうのですが、日本で19番目に政令指定都市になった相模原市が、米軍基地補給廠跡地にて、毎年開催しております市民の祭典「さがみはらフェスタ2018」へ行きました。

 

 

政令指定都市になった割には、どうにもビミョー感が拭えない相模原市(主観)。何故だろう。何が足りないのか。横浜は仕方ないとして、川崎にも負けてるっぽく感じる(主観)。・・・まぁいいやこの話はもう終わっとく。

 

普段はあまり人通りの少ない補給廠周辺ですが、このイベント当日は来場者たちで大変賑わいます。相模原市の玄関口的な駅、JR横浜線相模原駅を降りて徒歩10分ほど(フェスタ公式サイトでは5分と書いてあったが、早歩きに自信のある大阪育ちの私でも5分は無理です)の距離に入場ゲートがございます。ちなみに相模原駅は自宅の最寄り駅でもあります。市の玄関口であるはずなのに、駅周辺の施設は隣駅の橋本のほうがずっと栄えております。あ、また我が街ディスりになってるわ。

 

sagamihara-festa.com

でもね、毎年行われているイベントはわりと賑やか。今回のフェスタは勿論、春の桜開花日に合わせ開催される「桜祭り」もあるでよ。市役所大通りを歩行者天国にして行われるんだけど、満開の桜のトンネルに、花びらをたくさん敷き詰めた道を屋台フード食べながら闊歩するってのも良いものです。しかしここ近年は桜の開花が予想より早くなることが多く、イベント当日に散ってしまった場合は急遽「若葉まつり」に名前を変更します。そうなんです、結局、桜はそれほど重要でなくてお祭りやりたいだけなんです。

そして本題。相模原フェスタが開催されるのは、秋。秋といえば食欲の秋です。しかし食欲旺盛な人は季節問わずよく食べます例えば私。生きてるから腹が減るのです。

 

相模原で有名なのは「ラーメン」なのだそうです。と言っても私、ラーメンはあまり食べないほうなのでどこの店の何が美味しいかとか、まったく分かりません。とりあえず家系は苦手です。試しに食べたら味の濃さで半分しか食べれずでした。決してラーメンが悪いのではなく、私がBBAなのが悪いんです。だからあまり濃いのは、脂ギットギトなのは遠慮したいのに、いまどきのラーメンってギトギト多数なイメージ。それもあって、長いことお店のラーメンから遠ざかっておりました。だけどもせっかく相模原フェスタに来たんだったら当フェスイチオシ「さがみはらぁ麺グランプリ」にて、久し振りに色んなお店のラーメンを食べ比べてみようと。

 

「相模原はラーメン」と述べましたが、たぶんそれを言っているのはきっと相模原市民だけのような気がしないでもない。たしかに私の生活圏内にも、彼方此方にラーメン店がございます。しかし、博多とんこつとか佐野ラーメンとか富山ブラックとか八王子ラーメンみたいな、所謂「ご当地ラーメン」というのがまだ確立されていない様子。という現状もあって、市はどうしても相模原をラーメンの街にしたいらしく、未来の「相模原ご当地ラーメン店」を誕生させたいのと、市民以外にも相模原のラーメンを知ってもらいたいといった願いが込められた催事がこの「さがみはらぁ麺グランプリ」なのだ。知らんけど。

 

フェスタの主役はラーメンなのです。

 

フェスタ一日目、私は夫と二人で午後4時過ぎに来場。遅めの方が来場者が減るのでラーメン食べる席を確保しやすいのです。

 

相模原フェスタの最大の催しは、やっぱり相模原市の人気ラーメン店が参加、出店する「さがみはらぁ麺グランプリ」でございます(公式サイトもそう言ってる)。公式サイトで見たところ、初開催は2010年だそうで、当時のグランプリは博多中洲屋台鈴木ラーメン店さんで、その年のみ同時開催されていた「あなたが選ぶ相模原市内NO.1ラーメン店グランプリ」では麺屋鼎さんがグランプリを受賞、ですと。そして去年の2017年グランプリはその前の年に続いて博多長浜らーめん六角堂本店さんやと。ほれやっぱり博多とんこつ系はいつだって強い。私は昭和の人だから、近所のボロい店が出すような、シンプルな醤油味で具はネギとなるととメンマ程度の、やっすい中華そばが口に合うのよ。そして、誰がなんと言おうとサッポロ一番味噌と塩が最強だと思ってる。ごめん。

 

いやでも、せっかくラーメンのお祭り来たんだからいつもと違うの食べようさ。

 フェスタ会場内「らぁ麺ゾーン」で、グランプリに参加した14店舗が全店一律一杯500円で自慢のラーメンを提供しておりました。営業時間は10:00~17:00、もう終了時間まで一時間を切っているのに、殆どの店舗でラーメンを求める行列ができていました。さて私はどれを食べようか。3分の1食べて残りを夫に食べて貰えれば、5杯はいけそうだなぁと内心ワクワク。

 

 とりあえず一杯め。「一国堂」の「とろとろトマトラーメン」。近所に店舗があるんだけどずっと「トマトラーメン」ののぼりが気になっていたやつです。イメージより濃厚だったけど、トマトゆえにさっぱりした後味。トッピングのチーズが太麺とよく絡んで、これがスープとよく合う。私は好き。たぶん女性ウケするラーメン(夫はイマイチだったらしい)。

 

 

二杯め。南区相模大野「肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店」の「ブラジリアンラーメン シュラスコ風」。当日は空腹だったせいか、写真のお肉に引き寄せられてしまった。しっかり味付けされた牛肉は程よい噛み応え。スパイスの効いた濃いめのスープによく合います。細ストレート麺というのもあってか意外にあっさり食べられました。ってか予想以上に美味しいと思ったわよ。

 

あれれ、シンプルな味のラーメン食べたかったはずなのに。

 

 

 

三杯め。緑区二本松の「ラーメンたんぽぽ」の「焼きあご出汁 超特選たまり醤油ラーメンWith九条ネギ」。うん、基本は醤油ラーメンですよね。昭和のラーメンらしさ溢れる「なると」が入ってるのが好き。やっぱりこのビジュアル、この味この香り。麺をすすると焼きあご出汁の香りが鼻と口いっぱい。たまり醤油のコク。ってかなんでお醤油ってこんなに美味いの。ほんで九条ネギ美味い。ネギ増量したかった。

 

じゃ、次は・・・といきたいところだけど、夫婦ともにもう満足。もう歳なんやねぇ、無理して食べたら次の日の腹具合に響く。通常より少なめのラーメンたった三杯で、私の相模原ラーメン食べ比べ会2018は終わった。心ではまだまだ食べたい。だけど胃袋がついて行けない。若い頃と比べて明らかに食事量が減っているのに、体重だけは増えていく。昔は絶対に付かなかった箇所に付いてくる。まさしく「謎肉」である。そしてこの身体についた謎肉、いったい何の栄養を吸収して形成されるのか。

 

ああ、謎肉といえば日清カップヌードルやんか。時々むしょうに食べたくなるやつ。子供の頃はあの謎肉、子供の頃はお湯をかける前の硬い状態なのをそのまま食べるのが好きだったなぁ。

 

ところで話がいつの間にか逸れてる。

 

相模原フェスタのグルメはラーメンだけでなく、地域物産店もいろいろ。「さがみはらパワーゾーン」では、津久井きな粉を使った揚げパンや酒饅頭など地元特産品をはじめとした、JAXA研究施設でつながります銀河連邦7共和国の地元特産品を使用したグルメ屋台が立ち並ぶ「銀河連邦・友好都市ブース」と、相模原市内の各店・団体が集まった「各種物産ブース」がありました。

まだあまり知られていない相模原グルメは勿論のこと、他に在日米軍基地管理本部の「サガミラウンジ」からは生ビールやナチョス、基地バーガー等の販売。相模原警察署からは、振り込め詐欺防止の啓発やパトカー展示(中に入って記念撮影できるらしい、実社会で既に入った経験ある人には苦みのある催しです)。SC相模原横浜銀行共同でキッズサッカーゲーム(プレゼントあり)等々、まだここで書ききれない位のイベント出店がありました。まぁどれも派手さはないかもだけど、地元ローカルらしさ溢れるほのぼの平和ムードが漂う場内でした。

 

それ以外にも、縁日なんかで普通に見られる屋台もずらり。家族連れで楽しむに丁度良いですな。こういう雰囲気の空間に居ると思うのは、ああ家族っていいなぁ、もしうちに子供がいたらどんな感じでこの一日を過ごしたんだろうか、なんて。

 

 

 

 ラーメン食べたし、もう夕方だしまだ空は青いけどうっすらとお月様出てるし。会場を出てのんびりと補給廠跡に開通された、まだ未完成な道路を夫婦並んで歩いた。なんだかとてものんびりした一日でした。

 

ところでこの相模原米軍基地なんだけども、一部返還ということで話が進んでいたんだけども最近になって、弾道ミサイル防衛部隊の新司令部が発足とな。あらやだ、全返還ってのは無理みたいね。返還された土地に大きな商業施設ができるんじゃないかって近隣住民で密かにワクワクしとったんだけど、どうなるんだろうね。

 

しかし、実を言うと私、窓から見える基地の風景って嫌いじゃない。司令部が出来るって情報に対しても「司令部ってなんかカッコエエ」みたいな謎のウキウキ感すら覚えた。それはたぶん、私が戦争を体験していないからだろう。完全なる平和ボケだ。でもそんな経験値は積みたくない。このままずっと戦争なんてよく分かんないままのゆるい日本人でいたい。

 

なんだか深刻な方向へ話題が逸れてしまいましたが、次の記事でフェスタ二日目について書く予定。先々週の話を書いている間にハロウィンが終わって11月になったよ。早いもんだ。