失念ぱーく

だんだん猫ブログになりつつある

暦では春が立っている。こちこちと歩み寄っている

ぬーん。

先週金曜は愛犬のトリミングでございました。心配していた雪も降らなかったし、おかげでチャリに乗ってお店まで行けたよ。寒い一日ではあったけど、愛犬ポテルカさんの毛もスッキリ、新しいおべべも買いました。ヨーキーの毛は保温性がないシングルコートだから、冬のお散歩時にはあったかい素材の服を着せています。うちのポテは寒がりで冬服必須だけど、中には何も着ていないヨーキーも度々見かける。どうしても着たくないらしいから仕方なく裸族でという子と、寒さに慣れちゃったというタフな子の2パターンある様ですな。

 

上の画像では、うさ耳のフードを被せてるけどこれはあくまでも撮影用。ポテさん、耳を覆われるのは好きじゃないのです。飼い主ゴコロとしては、この時期いつも耳が冷たくなっているので血流が悪くなりそうで心配だから、冷え防止に被り物させたいんだけどな。もしかしたら私が過保護なのかなぁ。

 

ところでまた急性副鼻腔炎なんですけど。

 

2月になって、4日の立春も過ぎて暦の上ではもう春なんですと。たしかに月曜日はとても暖かく、昼間は春の陽気でございました。しかし、一夜明ければまた寒し。

ところで私、ここ数年ずっと風邪ひいた後は必ず急性副鼻腔炎になってます。いろいろ予防策をたててもだめ。今回も、耳鼻科で抗生剤と痛み止め(左側の頬と奥歯が痛いのだ)を処方され、とりあえず一週間お薬飲んで経過を見る事になりましたさ。

それなのに、昨日から急に右の下の歯が痛くなってきた。少し前に治療したばかりのやつ。ああなんか嫌だな、と思っていたらなんと歯の詰め物が取れちゃった。慌てて戻したら一応カチッと元の位置に収まってくれたけど、僅かに浮いていてそこから空気なり水分なりが入り込んで、神経に触るのかその度にズキーーーーーンと痛みが走るのです。だから副鼻腔炎用にと出された鎮痛剤を、歯痛を緩和させる為に服用せざるを得ない。

 

今回の副鼻腔炎で服用中の抗生剤(シタフロキサシン)は、痛みを和らげる効果の高いロキソニンなどと併用するのはあまりよろしくないとされているので、カロナールを処方されてるんだけどカロナールだとズキズキ痛む歯にはあまり効き目がないような、というか効いてくるまで時間がかかる。そして効き目が切れるまでが早かった。


じゃあ、歯医者に駆け込む??

そりゃあもう、今すぐかかりつけの歯科医院へ飛び込みたい気分なんだけど、副鼻腔炎のせいで鼻呼吸ができないんだが。

 

ひたすら痛みに耐える、そんな春の訪れ。

 

春の足音がこちこち、奥歯はズキズキ。

 

 

 

思い出画像・北海道の何かそして二月になった

前回のおもひで画像、のつづき。画像ならまだぎょうさんあります。が、書きたい話はもうない。だから1月と2月の間だったこの日のことでも書くわよ。

 

昨日は1月31日。1をアルファベットの「i」と見立てて31を「サイ」と呼ぶ、そしたら「アイサイ」すなわち「愛妻」っちゅうことで、この日は「愛妻の日」なんだとさ。

その他「五つ子誕生の日」「生命保険の日」などなど。そうか愛妻の為、夫が我が身に生命保険かけるよって日なのか。なんてことはどうでもええとして、何気なくTVで朝の情報番組を流しっぱなしにしてたら「三寒四温」っていう単語が耳に入ってきた。なんか耳ざわりの良い語呂の良い響きだっていうのもある。言葉の意味は寒さがピークになる今頃の、大陸性気候の特徴なんだと。寒さ厳しい日が三日続いた後、四日間ほど寒さが緩む。それを繰り返し一進一退しながら春になって行くんですってよ。冬の歳時記に季語として載ってたのを参考にしてます。ああもう寒いのイヤ。はよ春。

 

美瑛の広大な景色。撮ってなかったか、消しちゃったかと思っていたけど残っていた。北海道は広いねぇ。

 

ところで天気予報は関東平野部も雪が積もるかもだなんて報じております。我が街神奈川県相模原も「平野部」です。関係ないけど「ヘイヤブ」ってケバブみたいだな。なんてこと考えてたら今むしょうにケバブ食べたくなった。

 

 

昨日、愛犬のトリミングの予約をとったんです。いつもは最短で週明けとかなのに、今回はまさかの翌日OK、今日です。おおラッキー!と喜んでいたけど、よく考えたら今日は雪積もるかも知れなかったんやね。そのトリミングサロン、最寄り駅もないし徒歩だと結構遠いんで、いつも自転車で通ってたんだけど、雨や雪だったらチャリ乗れないやん。えらいこっちゃ。どうか今日は雨も雪も降りませんように。

 

今、窓の外から風がうなる音がする。雨はいつの間にか上がっていたようだ。ちょっと最新の気象情報を見てみた。するとどうだろ、雪は降らないような流れに変わっておる…とほんのり喜んでたら、また速報が更新され「首都圏でも積雪か」だと。やっぱ降るんかい。

北海道は一面まっしろけなんだろうな。この画像の場所なんて見事に白銀の世界だろうな。ああやっぱり私は雪国には住めない。

 

とにかく今日から2月だ。もうすぐ節分。また恵方巻の話題でアンチ関西が湧くやん。大量に仕入れて大量に廃棄されるんが問題やっちゃうのに、勝手にどこからか上品ババアが湧いてきて関西の文化は下品で嫌いみたいな話に逸れるのよ。お前の好き嫌いなんかどうでもええねん。ちなみに私は関西出身ですが、恵方巻を食べる時は普通に食べやすい大きさに切って、普通に家族と会話しながら食べてましたよ。あんな巻き寿司一本丸ごと齧りながら無言だなんてやってませんでしたが。だいたい大阪人が恵方巻食べてる間ずっと無言なんて無理かと(笑)

 

 

 

 

思い出の画像たち・北海道・たぶん美瑛

はてなブログには、読み応えある、読んで為になるような記事を書く知識と話題が豊富で文才あるブロガーさんが沢山いらっしゃいますが、私の方は残念ながらウンコの部類です。ネット上に漂う、暇と鬱憤と微かな自己顕示欲が混ざった吐しゃ物です。でも書いてる本人はとっても楽しい。そして今回もリアルタイムな話題がないので過去に撮った画像をフォルダから引っ張り出して記憶をほじくり出して遊びます。

 

もう10年は前になるかね、北海道旅行へ行った時に撮ったやつだね。藁で作っただるまやね。可愛いから撮ったんだわね。どこだったかね、たぶん美瑛だったかな。


初めての北海道旅行。11月初旬だったからというのもあるけど、当時の私は北国をナメていた。防寒アイテムで必須なはずの手袋を持ってこなかった。ニット帽にマフラーはちゃんと用意して来たのに。


この失敗のおかげで、折角の絶景を思うように撮影出来なかった。土産売り場にも手袋は置いていなかった。「熊出没注意」の黄色い軍手しかなかったから、仕方なくそれを買って装着した。何もつけないよりはマシだった。


普段暮らしている神奈川では体験できないであろう、キンキンに冴えた冷気に包まれ、体内でガリガリ君が何本作れたかって位に、胸の奥から冷たさを感じていた。


そんな中、この大きな藁のだるまが妙に可愛く見えたので、指先をヒリヒリさせながらデジカメのシャッターを切っていた。10年経った今、改めて見たらそれ程でもない。嗚呼、もっと白樺並木とか山とか花畑とか撮ればよかったかなぁ。ところでこの藁だるま、今もあるのかな。それ程でもないなんて書いた直後だからか、また段々可愛く見えてきた。

 

藁だるまの背景に、広大な大自然が広がっておます。奥の方にお山が見えます。北海道はとても広いです。しかし、どう考えてもこの地域が長年「住みたい都道府県ランキング」上位なのが信じられんのです。だって寒過ぎるし、寒過ぎるし、寒過ぎるから。


でも観光地なら素晴らしいと思う。私の中ではダントツに一位である。寒過ぎるけど景色は綺麗だし、食べ物は美味しい。広ーい中に沢山の観光スポットがある。だからたったの二泊三日旅行だけでは語れない。やっぱり北海道は良いところ。寒過ぎてもいつかまた行ってみたい。


現地で食べたジンギスカン鍋と、毛ガニがとんでもなく美味しかった。でも

「私、毛ガニだったら毎日食べれる」

とか言ってる人がいた。嫌いだそんな奴。



豊島屋の「小鳩豆楽」食べたい

 

久々にこのブログ本来の主旨なる記事。

 

2016年のお正月だっけ、鎌倉に初詣行ったついでに「鳩サブレ」で有名な豊島屋さんでお土産買おうかってことで。その時、いつも鳩サブレだから今回はちょっと違うの買う事にしてさ。でもせっかくの豊島屋さんなんだからやっぱり鳩じゃないと…ってな訳で、別の鳩にしたのよ。ちっちゃな落雁の鳩ぽっぽ、豆粉でできた「小鳩豆楽」。

 

 

素朴で心和むカタチ。お味も甘味の中にお豆の味わい。長時間PCの前にいて、頭が疲れた時に一粒食べるとシャキッとするわ。落雁の甘さは即効性を感じます。たぶん私の気のせいかもだけどさ。

 

この小鳩豆楽と鳩サブレは、鎌倉まで行かんでも近場のデパートで買えるし、この二つは豊島屋さんの通販でも購入可能。

 

www.hato.co.jp

 

今ちょうど頭の中がだるくなってる。だから落雁を食べたい。ブドウ糖入りのラムネとかチョコレートとかならあるけど、今は落雁のシンプルな甘さが欲しいのだ。今ここにないから余計に食べたい。人間って奴はホンマにどうしようもない。

 

 

久し振りにスマホから書く

そういえば。

最近スマホアプリで記事書いてなかったなと思ったので、久々にアプリ開いたんだけど、はてなブログのアプリってこんなシンプルだったのね。PCブラウザ版と違ってあまり凝ったこと出来ないけど、これはこれで心地よさを感じます。

 

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さて、アプリ開いたものの、これといって大した話題がない…っていつもそうか(笑)。でも今回は更に輪をかけて話題がない。だからペットの画像に頼る。上の画像は先住猫のお琴さん。そして

 

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2016年秋から新しい加わった、保護猫シェルター出身のコッペさん。我が家には今、この2匹の猫と犬(ヨーキー)がいる。皆特に仲良しではないが、猫同士というか、お琴さんが今も相変わらずコッペさんを嫌っている。コッペさんがうちに来て間もないトライアル期間中、お琴はそれほど拒絶していない様子だった。だから当時の私は「これは仲良くなる日も近いはず」だと思い込んだ。なのにあれから3年経ったのに、お琴はコッペさんが半径1メートル以内に近付くのを許さない。そして3年もの間ずっと怒られっぱなしなのに、コッペさんはお琴が好きで、お琴の気配を感じると喜んで接近を試みる。で、また怒られるの無限ループだ。でもいつか終わるような気がするのだ。何故だろう。

 

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愛犬ポテルカの散歩は日課である。そのついでに最近どハマり中のミラーレス一眼持って、歩きながらMFで散歩中のポテを撮る練習に励んでおります。昨年末にヤフオクでオールドレンズを2つゲット。ロシアレンズのindustar61とhelios44を落札できました。これらはAmazonでも購入できるけど、ロシアやウクライナのショップが取り扱っているので配送までの日数と、店側の対応がその時によって色々違うみたいで、購入者レビューは高評価多めだけど、その中にチラホラ「どう見ても新品とは…」といった意見が見られるので、年末ということもあったし早く欲しかったので、どちらもリスクはあるにしろまだ「近場」だからということでヤフオクにしましたさ。で、入手できたレンズはどちらも使用感や僅かなチリ混入、拭き傷あるけど撮影には全く問題ありません。

 

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クリスマス、マンションのエントランスにて撮影。とにかくクリスマスツリーをindustar61で撮りたかったのでした。

 

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そしてまだ使いこなせてないのがheliosさん。あのぐるぐるボケが活かせる場面に、なかなか出くわさないのだ。

まだまだカメラ初心者です、オールドレンズで遊ぶのもいいけど、もっともっと自由自在に、自分が撮りたいって物を撮れるよう、勉強せんといけません。

 

趣味に没頭した後は、小腹が空きます。

 

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夫が職場から、あの有名な銘菓「萩の月」のそっくりさんを貰ってきた。栃木県那須の「御用邸の月」だと。見た目も食べた感じもあの萩ちゃんを少し庶民的にしたような。お値段もこちらの方が庶民的。おやつとして食べるなら全然こっちでいいわよ。

 

あ、アプリには書いた文字数が表示されるのね。結構いっぱい書いた気分になってたけど、まだたったの1276文字。

 

 

 

 

 

 

2019年最初に何か書かなきゃさ

そうよ、ブログをほったらかしてたら年明け。去年の年越し蕎麦も年末番組もオショガツもとっくに終った。忙しいんだか暇なんだか分からんままの1月です。皆さんお元気ですか。今はイベントの度に平成最後の…という枕詞がついてくる。

 

平成最後の年末年始TV番組も、年末はこれまでよりも名残惜し気で色々てんこもりな感じでしたが、お正月はあまり特別な感じはせんかったな…と、思ったけどよく考えたら私、元日は殆ど寝てたわ。見ていないんだからそりゃ印象に残っとらんわ。

 

いやでも、見たい番組自体がなくなってるんだわね。夫が見ているのを隣でただ見てるって感覚。夫は昔っからTV番組をほぼBGM感覚で付けっぱなしにして過ごす人。私は逆で、一人でいたらTV番組は見ない。音楽は好き。好きなジャンルは「今から○○聴きたい」と思った時に聴く。BGM的に流すのはJAZZが多いけど、再生時間のわりにあまり覚えてない。知識もほぼ入ってない。そして最近になって「Amazon Music Unlimited」に加入したんだけど、それから急激にJ-POPを聴くようになった。本来大好きな60~70年代洋楽よりも多く、昭和歌謡曲やフォークソング、90年代バンドブームから、当時は毛嫌いしていた小室ファミリーやあゆなんかも聴くようになった。そして勿論、今の若手ミュージシャンの楽曲なんかも、とにかくおすすめ欄に表示されたものをじゃんじゃん再生しておる。いやぁ楽しい。

 

 

 

そもそも私、プライム会員なので使わんと勿体無いからねぇ。

ちなみに、主に視聴するデバイスはTV。民放はあまり見ないけどYouTubeや、Netflix、Huluなど配信サービスをTVで見る。なんだやっぱりTVという家電に依存しているではないか。だって昭和の人間だもの、大きな画面が好きなんだよ。老眼も進んできたことだし…

 

で、すっかり雑食になった私の音楽嗜好のせいで、アマゾンミュージックアプリのマイミュージック欄がエライことになってしもうとる。リストに分けることができるって後から知ったけど、それも面倒くさいなぁ…

 

と、今回はここまで。寝る。

 

 

愛犬がイボ切除手術したんだけどデブだから術後服がパツパツ

 

ああ、タイトル欄で今回書きたいことすべて言い切ってしまった。

 

勿体無いからいつものように取り留めなくダラダラ書いていきます。もう12月ですっかり真冬の寒さ、そして徐々に年の瀬の声がする。普段はだいたい暇な私にも忙しい時期だ。しかしこんな時に限って、もう過ぎてしまった事について書きたくなってしまうのだ。ただ今午前1時半。何やってるんだか。

 

11月9日に愛犬ポテルカが、腹部のイボを取る手術を受けました。

そのイボは、一昨年に見つかった。発見当初の大きさはまだイクラの粒ほどの小さな丸いしこりだったが、素人判断で済ませるのは危険だと思いすぐに病院で診察。注射器で内部組織を採取し、目視の段階では単なる老廃物の塊で腫瘍ではなさそうだと獣医師さんの判断。その後、念のため検査に出してもらったが、同じ診断に終わっていた。しかし、今年に入ってからイボは急に大きく目立ってきて、トリミングに行った時も、M永チョコボール(キャラメル)大に膨らんだイボを見て、長年ポテルカを担当しているトリマーさんがとても心配していた。

 

愛犬ポテルカは、もう8歳。今月20日でついに9歳を迎える。ペット界隈では犬の7歳以上はシニア扱いで、毎日のゴハンも高齢犬用に切り替え始める頃だ。

 

そして、ポテルカはヨークシャーテリアの体重の基準値である「3㎏以下」を超過している。ポテルカをベタベタに溺愛している夫が、甘やかしておやつをあげまくるからだ。ポテルカも自分を甘やかす相手を見極めているので、どんなに騒ごうが、ごねようが絶対にあげない私には決しておねだりしないのに、夫に対してはしつこい位にねだる。傍目にはほぼカツアゲ状態だが、夫には「自分だけに甘えてくれる」と、特別に感じる様で心地よいらしい。「困ったな~」とかこぼしつつも嬉しそうである。そんな日々が続き、今年の夏、ポテルカの体重は遂に4㎏の大台に乗ってしまった。

 

さすがに獣医師さんからも釘を刺され、夫も本気でポテルカの健康管理について考えるようになったみたいだ。そんな経緯もあり、毎月のフィラリア予防でレボリューションを投与するのに、我が家は自宅ではなく病院でやってもらっている。体重測定とイボの経過観察ついでに首の後ろに塗ってもらう。

 

体重の方はなんとか3㎏台に戻ったものの、イボの方は少しずつ大きく、形もハッキリしてきていた。私はもう8月の時点で切除してもらおうと決めていたけど出来るなら麻酔の負担を軽くしたいので、もう少しダイエットを頑張ってみることに。

しかし、体重は3.8kgから一向に減らず。そして問題のイボは更に大きくなり遠目からでも分かるように。さすがにもうこれは引き延ばせないと病院へ手術の意向を伝えに行き、ようやく、11月初旬にイボの切除、日帰り手術の予約を取ったのでした。

 

イボの正体は切ってみないと分からない。これがもし腫瘍であれば、大学病院へ病理検体に出すそうだ。どうかどうか、悪い物ではありませんように。ひたすら祈った。

 

そして手術当日、午前10時ごろにポテルカを連れて行った。

それから時間の経つこと夕方6時半だったか。病院から電話連絡があり、手術は無事に終了したと伝えられすぐさま病院へ向かったら、麻酔から覚めたポテルカはとても元気そうだった。痛み止めが効いているのか痛がる様子もなく、手術の縫合もきれいだった。そして問題のイボは、腫瘍でもなんでもなくて発見当初と同じ、垢の塊だった。だから病理検体に出す必要もなくなった。ああ、よかった。本当によかった。

 

しかし、残るは術後のケアである。傷口を舐め壊すので、術後服なるものを着させる必要があった。

 

エリザベスウェアっていうんだよ。

 

www.full-of-vigor.jp

 

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パツパツエリザベスウェア

残念なことに、パツパツになってしまった。マジックテープがギリギリで留められるものの、身体にフィットし過ぎているので、決して着心地の良いものではなさそう。

 

しかしサイズを上げてしまうと長さが余ってしまう。着たまま排泄できるようにデザインされているので、長さが合わないとオシッコが服に付いちゃう。

 

公式サイトで着用例を見ても、ポテのように窮屈そうな子が見当たらん。ああ、うちの犬はデブなんだ・・・・。

 

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レスリング服のようです

 

何はともあれ手術成功で予定通り当日帰宅できたものの、パツパツレスラー服が相当気に食わないらしく、訴える目でこちらを見ている。とにかく不貞腐れているが、まだまだそれを脱がせる訳にはいかない。この服がどうしても嫌なら、首にエリザベスカラー巻くのに変更してもいいが、エリカラは更に嫌がるし(笑)。

 

それからしばらく経って、傷口が痛くなってきたらしく、リビングのコタツに籠ってクーンクーンと鳴き始めた。有り難いことに食欲は有り余るほどにあるので、いつものカリカリに痛み止めの錠剤をそのまま混ぜ込んだら、それごと一気に平らげてくれた。

 

夜遅く、痛み止めが効いて眠っているポテを眺めていたら、そこで大変なことに気付いた。ポテ、帰宅してからまだ一度もトイレに行っていないのだ。前日夜から絶食、当日朝から絶飲だったものの、帰ってからガブガブ飲んでガツガツ食べてるんだから、そろそろ出してもいい頃なのに。困ったぞ。実はポテのやつ、ストレス溜まったり不安になったりすると、専用のトイレで排泄しなくなる。夫や私の布団の上やリビングのソファに粗相し出すのだ。今のポテは間違いなくストレスMAXだから、これは絶対にやるぞ・・・と思っていたら、早速、夫の寝室から悲鳴が。

 

そうです、やられました。たっぷりのオシッコ。そして廊下の照明を付けると、30cm間隔でウンコが。予測していた事態が起こった。

 

犬のトイレ事情は、猫よりも複雑です。

大急ぎでベッドシーツを張り替え、ウンコが散らばっていた廊下には消臭スプレー。ポテの粗相は一旦始まると、直るまで一週間はかかる。しかし今回は、抜糸の日までストレス要因を排除してあげられない。ポテが不満な状態でも、ちゃんと今までのようにトイレで出来るようにしてやらねばならない。

 

猫と違って、犬の家庭用トイレは犬本来の本能に従っていないらしい。猫は自分のねぐら近くで排泄するけど、犬はそこから離れた外で排泄するのだ、と教えてもらった記憶がある。誰から教えられたのかは失念した。

 

今時の犬の飼い方は、「犬=番犬」だった昭和の頃とは違って「ペットという家族の一員」である。人と同じように室内で暮らし、室内で飲食・排泄を済ませ室内で寝る。少し悪く言うと、家族同様に愛するという名目で人間と同じ生活環境を強いている。わざわざウンコ袋持って外へ出るよりも、室内に設置した専用トイレで排泄してくれた方が人間に都合よいからだ。そして話は逸れちゃうけど、中にはベッドで一緒に寝るという飼い主もいる。私はポテと一緒に寝るのは、正直言って勘弁してほしい。しかし眠りから覚めると、奴は私のベッドの上で、私の脛を枕に堂々と寝転がっている。その幸せそうな寝顔を見たら、もう叱ることが出来ない。終わった。私は終わった。絶対になりたくなかった「犬バカ」になりつつある。終わった。

 

私を堕落させ続ける悪魔的可愛さを持つポテは今、傷口の痛みとパツパツレスラー服のストレスから、トイレがちゃんと出来なくなり数日経過しても直らない。特にリビングのソファと、夫のベッドシーツの上に粗相する。

 

本当はよくないのかも知れないけど、朝昼晩の3回に分けて散歩に連れ出し、外で用を足させることにした。勿論、ウンコ袋とオシッコを吸わせるペットシーツに消臭スプレー持参で出掛けた。

 

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パツパツレスラーお散歩中

うわー、背中のマジックテープほんまにギリギリやん(笑)こんなに太ってなかったら、もっと快適に着用できただろうに。これは全て飼い主である私と夫の所為。ひたすら反省。

 

外だと難なくスルっと?用を足す。すれ違う人に「ピンクの服可愛いね」と褒められたよ。手術後に着せる服なんですと話すと「あらそうなの~、でも元気そうでよかったわね」と笑顔でその方は去って行かれた。そうなの術後経過は良いんだけど、トイレ事情が難儀なの。でも体調も崩さずお薬も飲んでくれるんだから、良い事だよね。

 

そしてまた話を逸らす。ポテはどうやら「可愛い」という言葉を理解しているようで、言われるととてもご機嫌になる。そして何故か「デブ」を「可愛い」と同様に喜ぶ。これは私がふざけてポテに何度もデブデブと連呼していたからだ。これも反省。

 

しかしまた一難。これで何とかなると思っていた「お外トイレ作戦」も、天候に阻まれた。ポテは雨が降って路面が濡れると、絶対に用を足さない。いやそれどころか歩くのもイヤな様子。諦めて家に戻ったら、早速、リビングのカーペットに大小両方やられた。

 

何日か経つと、ポテが尿意・便意を催す瞬間が何となく分かるようになった。何と説明すればよいのか、言葉で言い表せない独特のソワソワした様子になる。それに気付いたら、トイレとシーツを床一面に敷いたケージに入れて、用を足すまで扉を閉めて待つようにした。そして終わったら、もうこれ以上ないって位に褒めて褒めて褒めまくった。ダイエットの為に控えていたおやつもあげた。背に腹は代えられない。

 

そしてやっぱり気になる。傷口がきれいに塞がるまで脱がせられない、このパツパツ。私から見ても窮屈そうで気の毒だ。どうにか少しでも緩くできないか…

 

 

できた。

 

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紐通して結んだよ

簡単じゃないか。なんでこんな簡単な事を、今まで思いつかなかったのか。これでお腹周りはだいぶ楽になったはずだ。

 

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猫のコッペさんと仲良し

紐はそこらへんにあった物を使った。不器用なのでこれが私の限界だ。結び目がヒラヒラ揺れるもんだから、猫が興味示しておる。同居の猫がもう成猫で助かった。これがまだ仔猫だったら、じゃれて飛びついてポテを怒らせちゃうだろうから。

 

でもね、お腹周りは楽になったけど、胸周りはまだパツパツ。しかしこの部分は調整できない。裁縫が上手な人なら、布を継ぎ足したり出来るんだろうな。不器用な飼い主でごめん。

 

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ウェア改造前だけど気に入ってる写真だから載せる

 

術後から一週間経って、ウェアを脱がせ傷口を確認すると、それまでわりときれいに回復中だったのに、ここに来て急に赤くなって腫れている。驚いて手術した病院で診てもらったところ、それ程悪い状態ではないが確かに赤くなっているので、抗生物質の錠剤を3日分出してもらう。ついでに今着せている服が窮屈でつらそうだと相談した。しかしまだウェアを脱がせられる状態ではなく、ポテは寂しかったり構ってほしくなると、身体の部位を舐め続ける癖があるので、間違いなく傷口を舐め壊す。なのでイチかバチかで、エリザベスカラーを病院から借りた。

 

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エリカラ付けて、即行はずした

で、カラーを付けた途端に激しく怯え始めた。抱きかかえている間もずっと震えっぱなしで、帰宅して部屋に下ろしても、完全に固まって一歩も動かない。だからすぐにエリカラ作戦終了。つらいけどポテにはもう少しの間だけ、頑張ってもらうことに。

 

ケージの扉閉めて待つ作戦も上手くいって、ソファやシーツが汚れることはなくなった。後はポテが自発的にトイレへ行って用を足すだけ。

 

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抜糸後に撮影。

そしてやっと、抜糸の日が来た。傷口もきれいに塞がって、腫れも引いていた。これでポテは不快なパツパツを脱ぐことが出来た。ポテにとって、そして私にとっても長い10日間だった。しかし、服を脱いでもポテはまだ自発的にトイレへ行かず、抜糸の日から更に一週間経ったが、もうここまで来たら私も夫も慣れてしまって、あまり苦に思わなくなってきた。

 

そこで、11月3連休にポテを連れて遠くへ出掛けようかと。

気分転換になるんじゃないかってことで、23日に高尾山へ出掛けた。見知らぬ土地で見知らぬ人々と沢山すれ違い、山の景色と空気をたっぷり楽しんだ。ポテも楽しそうだった。

その気分転換が効いたのか。帰宅して、疲れたのか暫く炬燵の中で爆睡していたポテ。目が覚めて炬燵から出てきたら、そのまままっすぐトイレへ向かい、迷うことなくトイレでオシッコした。この時私は驚きと喜びが一気に押し寄せ、時間が止まったように感じていた。犬のシッコでここまで歓喜できるなんて、飼い主の特権だ。いやそんな特権より普通にトイレしてくれ(笑)。

 

それから日々を重ねて12月20日。実は今日、ポテの9歳の誕生日なのだ。今のところポテはトイレを失敗することなく、ウンコもシッコも健康的で相変わらず食欲旺盛。そして相変わらずデブです。

 

うちの犬。私にとって世界一かわいい。